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龍馬ゆかりの「いろは丸」、鞆の浦で就航(読売新聞)

 坂本龍馬率いる海援隊が乗った蒸気船「いろは丸」がモデルの広島県福山市営渡船「平成いろは丸」(19トン、定員99人)が9日、同市の景勝地・鞆(とも)の浦で就航した。

 いろは丸は、幕末の1867年、鞆の浦沖で紀州藩の軍艦と衝突、沈没した。龍馬は賠償金交渉で鞆の浦に滞在。同市が約8000万円で“復活”させた船内には、龍馬直筆の手紙の写真などを展示している。

 この日は、歴史ファンらが700メートル沖合の仙酔(せんすい)島までの初航海を楽しんだ。龍馬にふんした仙酔島の国民宿舎職員、平田訓之さん(30)は「渡船は沈没しないので、ゆったり観光を楽しんでほしいぜよ」とPRした。

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<通常国会>18日召集を与野党とも了承 普天間など論戦へ(毎日新聞)

 政府は7日、衆参両院の議院運営委員会理事会で通常国会を18日に召集する方針を提示し、与野党とも了承した。会期は6月16日までの150日間。野党は米軍普天間飛行場移設問題や、鳩山由紀夫首相と小沢一郎民主党幹事長の「政治とカネ」の問題を巡って攻勢を強める構え。一方、藤井裕久前財務相の辞任が影を落とす政府・与党は、09年度第2次補正予算案と10年度予算案の年度内成立に全力を挙げる。

 与党は19日に衆院本会議、20日に参院本会議で2次補正に対する各党代表質問を行い、28日にも成立させる日程を描く。しかし、自民党は7日の衆院議運委理事会で、新任の菅直人副総理兼財務相がまず財務金融委員会で所信表明するよう提案。早くもさや当てが始まっている。

 通常国会に照準を合わせて政治資金問題を調査してきた自民党は7日、首相の実母や小沢氏、藤井氏ら16人の参考人招致リストを作成した。谷垣禎一総裁は記者会見で「野党が解明する気迫を失ったら存在意義がない」と強調。大島理森幹事長も、東京地検特捜部による任意の事情聴取が取りざたされる小沢氏を「政権与党の一番の実力者と言われるのだから、説明する責任がある」と批判した。

 共産党も穀田恵二国対委員長が7日の与野党国対委員長会談で「『政治とカネ』の問題を明らかにする国会にすべきだ」と指摘した。

 勢いづく野党に対し政府・民主党は警戒を強めている。

 首相は7日夜、偽装献金問題について、首相官邸で記者団に「昨年末、検察の捜査が終了して処分が下されたので、私は必要ないと思う」と述べ、参考人招致要求に反論した。

 同党の山岡賢次国対委員長は記者団に「国会をワイドショー化したくない」と語り、野党をけん制した。ただ、「国民が納得できる説明責任を果たしてほしい」(重野安正社民党幹事長)との与党内の声に配慮を欠けば、連立政権の火種になりかねない。

 予算審議の中心となる菅氏の手腕も未知数だ。自民党幹部は「菅さんはすぐキレるから御しやすい。攻めどころだ」と手ぐすねを引く。政府・与党は数々の不安要素を抱え、審議の先行きを見通せていない。【近藤大介、木下訓明】

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成果上げる病院訪問ボランティア―進化する患者会(中)(医療介護CBニュース)

 がんに苦しむ患者にとって、医療者だけでなく、同じような体験をした先輩患者が相談相手になってくれたらどんなに心強いだろう。乳がん患者のサポートや早期発見啓発運動などを行っている「あけぼの会」(東京都目黒区、会員数4000人)は、乳がん手術を受けて入院中の患者を手術体験者が訪問して、不安や疑問に答えたり、退院後の生活に必要な情報提供を行ったりする「病院訪問ボランティア」(あけぼの・ブレスト・キャンサー・サポート・サービス=ABCSS)を1994年3月から実施している。

【複数の写真や図表の入った記事詳細】


 富樫美佐子副会長も、ABCSSに魅かれて「あけぼの会」の活動に本格的にかかわるようになった。富樫さんは99年10月、44歳の時に乳がんの手術を受けた。「傷痕が痛いのはもちろん、胸に鉄板を入れられたような感覚があった。リンパ節を切除したため、利き腕にも違和感があった。これからどうなるのだろうと不安で、経験者がどのようにしているか気になっていた」と当時を振り返る。「ABCSSのことを知り、思わず電話をかけた。翌年1月の集会に招かれ、100人余りの乳がん手術経験者を目の当たりにして、術後5年、10年以上の方たちの元気な姿に感激した」という。

■588人の訪問実績

 乳がんの罹患者は年々増加している。特に40―50代、子どもが高校、大学に通って教育費が最もかかる時期、あるいは親の介護が必要となる時期に重なる。早期発見・早期治療はもちろん、罹患者に対しては精神面からの支えも重要になる。「ABCSSの第一の目的は、先輩患者が普通に元気に生活している姿を見せること。患者さんの不安はかなり小さくなり、治療を素直に受け入れられるのではないかと思う。スムーズに通常の生活に戻る助けにもなる」と富樫さんは語る。

 ABCSSは、病院側の協力を得た「公的訪問」であり、「個人的訪問」ではない。富樫さんは「病院側から受け入れ態勢を取りますと言われなければ、わたしたちは行くことができない」と説明する。その受け入れ病院数は、ABCSSのスタートから16年で11都府県の14施設にとどまっているのが実情だ。

 ABCSSのボランティアメンバー(相談員)の資格要件は、▽乳がん体験者であけぼの会会員、術後1年以上▽所定の研修を受けて、現在健全な社会生活を営んでいる▽思いやりがあり、思慮深く、自分の体験を社会のために生かしたいと考える、勇気ある女性たち―の3点。テキストに沿って「医学的な質問には答えない」「自分の病歴と比較しない」「訪問した患者さんのプライバシーを守る」ことなどを確認。さらに、ロールプレイや訪問後のレポート作成などの十分なトレーニングを受ける。現在110人体制で、08年には588人の患者訪問実績を残した。

 受け入れ病院や患者の反応は「同じ経験をされた方だからこそ分かる思いがあり、医療スタッフの対応だけでは十分ではないこともあると思う」(看護師)、「相談員の明るく元気な姿を見て、わたしも大丈夫と勇気づけられた」(患者)など好意的だ。
 
 それにもかかわらず、受け入れ病院数が伸びないのは、医療に患者会がかかわることを煩わしいと感じる医療者が多いからだろうか。あるいは患者のプライバー保護の観点から慎重にならざるを得ないのかもしれない。患者会が、チーム医療の一翼を担うまで進化するためには、医療者との強い信頼関係を築き上げていくことが必要だ。


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